
カーボンフットプリントとは何ですか?
カーボンフットプリントとは、直訳すると<<炭素の足跡>>です。「どこ」で「どれだけ」CO2が排出されたかを「見える化」したものです。
私達が、購入、消費している全ての商品・サービスは、つくられてから捨てられるまでの一生を通して多くのエネルギーを必要とします。そのエネルギーは、主に石油や石炭、天然ガスなど化石燃料から得られ、地球温暖化の原因となるCO2 を大気中に排出します。
「カーボンフットプリント」とは、これら商品・サービスのライフサイクルの各過程で排出された「温室効果ガスの量」を合算した結果、 得られた全体の量をCO2量に換算して表示することを言います。
(※本ページでは商品又はサービスからライフサイクルを通して排出される温室効果ガスをCO2に換算した相当量を単に「CO2排出量」と表記します。)

カーボンフットプリントを算定する目的は何ですか?
消費者は、購入・使用・廃棄に伴うCO2排出を自覚することで、CO2排出削減へ一歩前進します。
事業者は、CO2排出量の削減ポイントを把握することで、一層のCO2排出削減を可能とします。
- ・消費者は、商品・サービスのCO2排出量について、信頼できる情報を入手できます。その情報は消費者のCO2への関心を高め、 排出量削減への第一歩となり、最終的にはCO2排出量も考慮した商品の購入をすることや、CO2排出量のより少ない消費や廃棄・リサイクルをすることに役立ちます。
- ・事業者は、カーボンフットプリントを算定することで、CO2排出量の多い工程や非効率な工程を把握することができ、効率的なCO2排出量の削減が可能になります。また、より数値の低いカーボンフットプリントの表示に向けた事業者の削減努力を促す効果も期待されています。

カーボンフットプリントがなぜ今話題になっているのですか?
消費者の選択を促すために、CO2という見えないものを「見える」ようにするための「共通のものさし」が必要になってきました。
- ・地球の温暖化が進んでいることがはっきりしてきました(IPCC第4次報告)。地球温暖化を防ぐには、 CO2の排出を大幅に減らさなくてはなりません。
- ・京都議定書によるCO2削減の約束期限が2012年と迫り、また、洞爺湖サミットでは地球温暖化問題が主な議題になったことで、CO2削減への具体的な取り組みの一つとしてカーボンフットプリントへの関心が高まりました。
- ・2008年7月に閣議決定された「低炭素社会づくり行動計画」において、消費者への「見える化」としてカーボンフットプリントの制度化への推進・普及を表明しました。このことにより、日本におけるカーボンフットプリント制度の導入に向け、CO2排出量の算定・表示・信頼性の確保などの基本ルールを検討することになりました。

カーボンフットプリントは、どのように算定するのですか?
ライフサイクルアセスメント(LCA)の手法によって、原材料調達から廃棄・リサイクルまでの各段階で排出されるCO2排出量を計算します。
LCAとは、商品・サービスの原材料調達から廃棄・リサイクルに至るライフサイクル全体を通して環境負荷を定量的に算定し、環境への影響度を評価することを言います。商品・サービスのカーボンフットプリントは、LCA手法を用いてライフサイクル全体で排出されるCO2量を算出し、地球温暖化に与える影響の程度としてCO2排出量に換算します。

カーボンフットプリントの数値は信頼できますか?
信頼性を確保するために、「第三者による検証制度」が検討されています。
- ・2008年6月に有識者や専門家からなる「カーボンフットプリント制度の実用化・普及推進研究会」と 「CO2排出量の算定・表示・評価に関するルール検討会」が発足しました。研究会・検討会の主な目的は、以下の通りです。
- 1. 算定・表示・評価に関するガイドライン(指針)を作成する
- 2. 商品に伴うCO2排出量の簡便な算定手法を開発する
- 3. 国内での普及や消費者への啓発などを検討する
- ・ガイドライン(指針)では、信頼性のある制度とするための仕組みとして、第三者検証制度を構築することとされています。
- ・試行期間中は国による委員会で検証することを予定しています

カーボンフットプリントはどのように表示するのですか?
試行事業では、カーボンフットプリント統一マーク審査委員会で決定いたしました図柄がカーボンフットプリントマークとして表示されます。
- ・検討している日本のカーボンフットプリント制度では、共通のラベルを用いて表示することとしています。算定の正確性・表示の適切性を満たしていることを検証された商品・サービスのみに共通したラベルを表示することができます。
- ※CFPマークについて

カーボンフットプリントは家庭でのCO2及びCO2排出削減努力にも役立てることができますか?
カーボンフットプリント・マークが表示されることで、買い方、使い方などを工夫してCO2排出削減が促進されることが期待できます。
- ・家庭でのCO2排出は、電気やガス、自家用車などの使用によるものだけではありません。日々購入する商品の使用やサービスの利用もその排出量に影響しています。 信頼される情報が表示されれば、消費者のCO2排出量削減の意識を高めることにつながります。
- ・その結果、消費者がCO2排出量のより少ない使用方法を選択したり、環境への負荷を下げるリサイクルをしたりすることにつながります。 また、お店でCO2排出量の少ない商品を選ぶなど、消費者の排出量削減に向けた主体的な行動も期待されています。







